2009年12月31日木曜日

オニオングラタンスープ


フランスのビストロでもおなじみの
オニオングラタンスープ。
特に難しい行程を経ずとも、
ただひたすらたまねぎを炒めるだけで
レストランの味が家庭でもほぼ再現可能。
フランス語では、
スープ・ア・ロニオン(soupe a l'oignon) や
スープ・ア・ロニオン・グラティネと。

【材料(2〜3人分)】
たまねぎ 2個
バター 10グラム
とけるチーズ(グリエール) 20グラム
フランスパン 3〜4スライス(厚さ1cm)
水 500ml程度
塩・こしょう 適量

【つくり方】
1. たまねぎの皮をむき、
繊維を断ち切るようにスライスする。

2. 厚手の鍋にバターを入れ、火をつけ、
バターがおおよそとけたらたまねぎを入れて炒める。
木べらでときどきかき混ぜながら
途中で塩、こしょうし、ゆっくりと炒める。
最初の約20分は、必要以上にかき混ぜないこと。
あまりかき混ぜ過ぎると、その都度、鍋の温度が下がり、
なかなか飴色のたまねぎにならない。
45分程度炒め続け、たまねぎが飴色になったら、
色がつき過ぎないように頻繁にかき混ぜる。

3. たまねぎが濃い茶色になったら
水500ml程度を加え、沸騰させる。

4. 耐熱容器に一人分ずつ(3)のスープを入れ、
フランスパンをのせ、その上からチーズをかけ、
オーブントースターなどでチーズがとけて、
焼き色がつくまで5分程度加熱して完成。

アップル・クランブル


“クランブル”とは、英語で“崩れた”の意味。
イギリスやアメリカでよく食べられる、
クランブルは、お砂糖、バター、薄力粉を
そぼろ状に混ぜ合わせたものを
オーブンで焼いたスイーツのこと。
りんごやルバーブなど、
ちょっと酸味のあるフルーツとの
マッチングが一般的ながら
最近はズッキーニやトマトなどの野菜に合わせた、
塩味をきかせたおかず風クランブルもあるのだとか。


【材料(2〜4人分)】
りんご 2個
バター 20グラム
グラニュー糖(またはブラウンシュガー) 20グラム
薄力粉 40グラム

【つくり方】
1. バター、砂糖、薄力粉はよく冷やしておく。

2. りんごは皮をむき、シンを取り除き、
1.5cm角くらいに切り、耐熱皿に入れる。

3. ボールに、(1)のバター、砂糖、薄力粉を入れ、
指で混ぜ合わせながら、そぼろにする。

4. (2)のりんごに、(3)のそぼろをふりかけ、
180度のオーブンで30分程度焼く。
焼き色つかなければ、オーブンの温度を220度程度まであげ、
更に5分程度焼いてできあがり。

2009年12月30日水曜日

黒糖入り豆乳コーヒー


オーストラリアに住む友人が
自宅でいれてくれた“ソイラテ”に
影響されてはじめた、豆乳入りコーヒー。
黒砂糖をちょっとだけ入れ、
豆乳くささをやわらげたレシピ。
写真のフタ付きポットと片口ジャグは
福岡の小石原ポタリーのもの。
コーヒーを入れたボウルは熊本の小代焼の器。


【材料】
コーヒー(イタリアンロースト) 適量
豆乳(無調整) 適量
黒砂糖 適量

【つくり方】
湯をわかし、濃いめにコーヒーをいれる。
あたためた豆乳と、黒砂糖を
いずれも好みの分量入れてできあがり。

じゃがいもの豆乳グラタン


大豆に含まれるイソフラボンは、
エストロゲン(女性ホルモン)のような
作用を有するようで、
その効用が日本人女性の長寿にも関係があるのだとか。

【材料(2〜3人分)】
じゃがいも 3個
豆乳(無調整) 250ml
味噌 大さじ1
長ネギ 1/3本
チーズ(シュレッドタイプ) 80グラム

【つくり方】
1. じゃがいもは皮をむき、耐熱容器などに入れ、
軽くフタかラップをして5〜7分程度電子レンジで
加熱してやわらかくするか、蒸し器で10〜15分ふかす。
じゃがいもがやわらなくなったら、
5ミリ程度にスライスする。

2. ネギは縦半分に切ってから、斜めの薄切りにする。

3. 計量カップやボールに豆乳を入れ、
その中で味噌を溶き、ソースを作る。

4. 耐熱皿に、じゃがいも、ネギ、チーズを
交互に重ねて入れ、最後にチーズをのせたら、
(3)のソースを上からまわしかける。

5. 200度程度のオーブンで20分程度焼いてできあがり。

2009年12月29日火曜日

ゆず風味の鯛のあら汁


鯛のあらをきちんと霜降りなどの
下ごしらえをするだけで、
上品で味わい深いあら汁に。
ゆずの風味をきかせて、季節感満載。

【材料(2〜4人分)】
鯛のお頭 1尾分(縦に半分に割られたもの)
長ネギ 1本
あご出汁 約1リットル
味噌 大さじ2〜3
ゆず 1個

【作り方】
1. 前日に、水約1リットルに、
干物のあごを2尾程度を入れて冷蔵庫内で保管し、
出汁をつくっておく。

2. ネギは3ミリ幅程度の斜め切りにしておく。
ゆずは皮の黄色い部分をこそげて、千切りにしておく。

3. 鍋に湯をわかし(分量外)、
沸騰したら鯛を入れ、全体が白っぽくなったら引き上げる。
ボールに氷水(または冷たい水)を入れておき、
熱湯から取り出した鯛をサッと入れ、
冷えたら取り出し、流水にあてながら、
血合いやウロコなどを手で丁寧に取り除く。
鯛の口のまわりなどにもウロコがたくさんついているので、
指でゆっくりさわりながら、完全にウロコを取り除く。

4. ウロコの処理をしている間に、あご出汁から、
あごを取り出し、鍋に出汁だけを入れ、
火にかけて沸騰させる。

5. (4)の出汁が沸騰したら、(3)の鯛を入れ、
アクを丁寧にひきながら、5分程度煮る。

6. アクがなくなったら、(2)のネギも加え、
ネギに火が通ったら味噌をとき入れ、
再び沸騰したらできあがり。

7. お椀にもり、ゆずを散らしていただく。

2009年12月28日月曜日

鯛のお頭のローズマリー焼き、ポテト添え


鯛の頭などの“あら”は、
とってもリーズナブル。
オーブンでハーブと一緒に焼くと、
ごちそう風に。
付け合わせのジャガイモも
一緒にグリルする手抜き料理。

【材料(2人分)】
鯛のお頭 1尾分(横半分に開かれたもの)
ジャガイモ 2個
オリーブオイル 大さじ1
ローズマリー(生) 5〜6枝
塩・コショウ 適量

【つくり方】
1. オーブンを220度程度にあたためておく。

2. 鯛はキッチンペーパーなどで水気をふいておく。
ジャガイモはよく洗い、皮つきのまま一口大に切っておく。

3. 耐熱容器にローズマリー2〜3枝をしき、
その上に鯛とジャガイモをおき、塩・コショウしたら、
ジャガイモにはさらにオリーブオイルをまわしかけ、
残りのローズマリーを上におく。

4. オーブンに入れ、25〜30分程度、
鯛とジャガイモに火が通るまで加熱したらできあがり。


【ワインとのマリアージュ】
フランス南西部、ボルドーの南、
スペイン国境付近に位置するガスコーニュの
ヴァン・ド・ペイの白ワイン。
ワインの作り手は、アラン・ブリュモン。
レジオン・ドヌール勲章をもらっている方だとか。

2009年12月27日日曜日

ホタテと大根のサラダ

千切りにした大根と
缶詰のホタテを混ぜるだけの簡単なサラダ。
ホタテ缶は、エキスが凝縮されているので、
奥深い味わいに。
お好みで、仕上げにゆずの皮を散らすのも◎。

【材料(つくりやすい分量)】
大根 10cm程度
ホタテ缶 180g(固形量105g程度)
塩 少々


【つくり方】
1. 大根は皮をむき、千切りにし、
盛りつけ用の皿に入れ、
塩を少々ふって手でよくもみ、
軽くしんなりさせる。

2. (1)にホタテ缶を汁ごと入れ、
よく混ぜてできあがり。

2009年12月26日土曜日

ゆずはちみつ入りココア・マフィン



ゆずハチミツを練り込んだココア風味のマフィン。


【材料(シリコンカップ6個分程度)】
卵 2個
ゆずハチミツ(ゆず1個+はちみつ50g) 大さじ2
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 大さじ1/2
砂糖 10g
ココア 大さじ3
バター 30g

【つくり方】
1. 前日までに、刻んだゆずをハチミツにつけ込んでおく。

2. ボールに卵2個を入れ、
ハンドミキサーで少し白っぽくなるまで十分に撹拌する。

3. 耐熱容器にバターを入れ、
(バターが飛び散らないように)シリコン製の
落としぶたなどをして30秒加熱して、
様子をみながら10秒ずつ追加して、
溶かしバターをつくる。

4. (2)の卵液に、砂糖とバターを入れ、軽く混ぜる。

5. (4)に、薄力粉、ベーキングパウダー、
ココアをふるいながら入れて、
全体がきれいになじむまで、
ゴムベラなどでやさしく混ぜる。

6. (5)にゆずハチミツ大さじ2を加えさっくり混ぜ、
シリコンカップなどの型に入れ、
180度程度のオーブンで25〜30分焼いてできあがり。


ゆずハチミツ


ゆずの独特な爽やかな香りは、
果肉や果汁よりも皮の方にあるのだとか。


【材料(食べきれる分量)】
ゆず 小ぶりなもの1個
ハチミツ 50グラム

【つくり方】
1. 煮沸消毒などした清潔な空き瓶を用意する。

2. ゆずは洗い、水気を拭き取って、粗く刻み、種は取り除く。

3. (1)の瓶にゆずとハチミツを入れ、
時々シェイクしながら、1晩おいたら完成。


2009年12月24日木曜日

ブルーチーズのカナッペ




世界の3大ブルーチーズといえば、
フランスのロックフォール、
イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトン。


【材料(4人分)】
パン(目のつまったもの) 4切れ
ブルーチーズ 60~80グラム
リンゴ 1個
砂糖 大さじ2
バター 10グラム

【つくり方】
1. リンゴの皮をむき、4つ割りにして薄くスライスする。
半量は、バターと砂糖で軽くソテーする。

2. フライパンを中火にかけ、
十分にあたたまってからカットしたパンを並べ、
両面に焼き色をつける(トースターで焼いてもよい)。

3. 焼き色のついたパンに、ブルーチーズを塗る。

4. ブルーチーズの上に、ソテーしたリンゴを並べ、
さらにその上に、生のリンゴを並べて完成。

【ワインとのマリアージュ】
フランス、ジュラ地方のヴァン・ジョーヌ。

2009年12月21日月曜日

ゆず白菜


白菜をゆず風味につけると、
いつもの白菜漬けとは一味違った風味に。

【材料(つくりやすい分量)】
白菜 1/4個
塩 大さじ1
ゆず 1個
酢 大さじ1

【つくり方】
1. 白菜はざっと洗い、5cm程度の長さに切り、
ボールなどに入れ、塩をまぶし、
重しをして4時間以上おいておく。

2. ゆずの皮の黄色い部分をこそげ、細く切っておく。

3. ガラスの保存容器などに、
よく水気をきった(1)の白菜をほぐしながら入れ、
(2)のゆずを散らし、酢をまわしかけ、
2時間以上おいたら、完成。

2009年12月18日金曜日

トマトのブルスケッタ

Tomato Bruschetta
イタリアの気軽な軽食、ブルスケッタ。
トマトとフレッシュ・バジルのコントラストが
爽やかな定番の一品。


【材料(4人分)】
フランスパン 1/2本
プチトマト 8個
バジル 適量
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク 1片
塩 適量


【つくり方】
1. スライスしたパンをグリルパンやフライパンで焼き
片面に生のニンニクをこすりつける。


2. ボールに6つ切りにしたトマトとオリーブオイル
塩を入れ、軽く混ぜる。


3. (1)のパンに(2)のトマトをのせ
バジルをちぎりながらのせて完成。


【ワインとのマリアージュ】
南フランスの辛口のプロヴァンス・ロゼ。

2009年12月14日月曜日

だいこんとレンコンのバルサミコ焼き


イタリア生まれのバルサミコ酢は、
独特な甘みと旨味のあるお酢で、
ちょっと煮詰めただけおいしいソースに変身。
野菜を厚めに切り、
オリーブオイルで焼き付けて、
バルサミコ酢をかけるだけの簡単レシピ。

【材料(1人分)】
だいこん 4cm程度
レンコン 2cm程度
バルサミコ酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
塩・コショウ 適量

【つくり方】
1. だいこんは皮をむき1cm弱程度の厚さの輪切りにする。
レンコンは皮をむき、1cm弱程度の半月切りにする。

2. 厚手のフライパンにオリーブオイルをしき火をつけ、
だいこん、レンコンを重ならないように並べ、
火をごく弱火にしてフタをして蒸し焼きにする。

3. 5分程度たったらフタをあけ、
野菜を裏がえして両面をこんがりと焼く。

4. 十分に焼き色がついて、
はしがすっと入る程度にやわらかくなっていたら、
塩・コショウをし、バルサミコ酢をまわしかけ、
フタをせずにフライパンをゆすりながら、
バルサミコ酢を煮詰めて完成。

【ワインとのマリアージュ】
ローヌ地方の赤ワイン、コトー・ド・トリカスタン。
ローヌといえば、この地方の名門、
シャプティエ(Chapoutier)のワイン・ラベルには、点字が。
シャプティエ家の友人に
盲目のワイン愛好家がいたことからはじまったそう。

そうめんの担々麺風


すっかりおなじみとなった、
中国の四川が発祥とされる
花椒や唐辛子のきいた辛い麺の「担々麺」。
練りゴマや豆板醤など身近な材料とそうめんを使って、
「担々麺」風の味に仕上げた汁そば。
担々麺を入れた器はむさしの窯のもの。
箸置きも同じくむさしの窯のもの。

【材料(4人分)】
豚ひき肉 150g
ネギ 1本
にんにく 1カケ
ショウガ 1カケ
ごま油 大さじ1
白練りゴマ 120g(約大さじ4)
白すりゴマ 大さじ2
ラー油 小さじ1
豆板醤 小さじ1/2
しょう油 小さじ1
甘い味噌(甜麺醤など) 大さじ1
紹興酒 大さじ2
酢 大さじ2
粉山椒 適量
塩・コショウ 適量
水 約700ml

そうめん 4輪
水 適量

【つくり方】
1. ニンニク、ショウガをみじん切りにする。
ネギは粗みじん切りにする。

2. 鍋または深めのフライパンにごま油を入れ火をつけ、
ニンニク、ショウガを入れ、香りが立つまで炒めたら、
豆板醤も加え、さらに炒める。

3. (2)にひき肉を入れ、焼き付けるようにして炒め
(ある程度、ひき肉がかたまっていた方が
ボリューム感があるので、ポロポロにし過ぎない)、
おおよそ肉に火が入ったら、
ネギも加えてさらに炒める。

4. (3)に水約700mlを入れ、沸騰させたら、
数分間アクを取り除き、練りゴマ、すりゴマ、
ラー油、醤油、甜麺醤、紹興酒を入れ、よく混ぜる。
沸騰したら火を止めて、酢を入れる。
味が足りないようなら塩・コショウで調味する。

5. 別の鍋に湯を沸かし、そうめんを固めにゆでる。

6. (5)のそうめんがゆだったら丼などに入れ、
(4)の汁をかけ、粉山椒をかけてできあがり。

【ワインとのマリアージュ】
ラー油や山椒のピリ辛でヒリヒリした舌を休ませるには、
甘口のワインがぴったり。
フランス西部、ロワール地方の貴腐ワイン、
ボンヌゾーなど。

2009年12月13日日曜日

ホタテと白菜のミルクスープ


寒い季節には
あたたかいスープがおいしい。
冬期が旬の白菜をトロトロになるまで煮込んだ、
ホタテの出汁で味わう食べるミルクスープ。

【材料(2〜4人分)】
ボイルホタテ 10〜12個
白菜 3〜4枚
タマネギ 1個
牛乳 500ml
バター 10グラム
薄力粉 大さじ1
ローリエ 1枚
塩・コショウ 適量

【作り方】
1. タマネギはみじん切りにする。
白菜は繊維を断ち切るように
1.5cm幅程度の食べやすい大きさに切っておく。
ホタテも大粒のものなら半分に切っておく。

2. 厚手の鍋にバターを入れ、火をつけ、
ごく弱火にし、タマネギを入れ、
フタをして蒸し焼き状態にする。
2〜3分おきにフタをあけ、
こげないように時々かき混ぜる。
フタについている液体は必ず鍋に戻し、
乾燥しないようにする。

3. 何度かタマネギをかき混ぜ、
しんなりしてきたら、薄力粉を入れ、
粉くささなくすために、
こげないように十分に炒める。

4. (3)に鍋に牛乳1/3量を入れ、
ダマにならないようにかき混ぜ、
更に1/3量を入れ、かき混ぜ、残りも入れる。

5. (4)の鍋に、白菜、ホタテ、
ローリエを入れ、軽く塩・コショウし、
フタをして弱火で加熱を続ける。

6. 途中、こげないように時々、
鍋底を木べらなどでかき混ぜ、
白菜が柔らかくなったら、味見をし、
味が足りなければ、塩で調味する。
白菜がトロトロになるまで煮込まれたら完成。

【ワインとのマリアージュ】
乳製品とも相性がよいといわれる
アルザス地方のリースリングなど。

2009年12月12日土曜日

レンコン入りシュウマイ














シュウマイは
思いのほか簡単につくれる一品。
レンコンを混ぜこんで、
シャキシャキした歯触りも
楽しいレシピ。



【材料(20個分程度)】
豚ひき肉 200g
むきエビ 200g
レンコン 2cm程度
ネギ 1本
ショウガ 小さじ1/2(みじん切り)
片栗粉 大さじ1
ごま油 大さじ1
紹興酒 大さじ1
醤油 大さじ1/2
五香粉 少々
コショウ 少々
シュウマイの皮 20枚程度

醤油 適量
練りからし 適量

【つくり方】
1. エビはあらく包丁できざむ。
ネギはあらみじん切りにする。
レンコンは皮をむき、あらく刻む。

2. ボウルに、ひき肉、
(1)の材料全部、ショウガ、片栗粉、
ごま油、紹興酒、醤油、五香粉、
コショウを入れ、手でよくねる。

3. シュウマイの皮を手のひらに置き、
真ん中に大さじ1杯程度の(2)を置き、
親指と人差し指で輪をつくり、
残り3本の指で下から
シュウマイの材料を下から支える形で、
全体を整え、蒸し器に入れていく。

4. シュウマイが
全部蒸し器にセットされたら
10〜15分蒸して出来上がり。

5. 好みで醤油、練りからしをつけていただく。

【ワインとのマリアージュ】
ボルドー地方の赤ワイン、サン・ジュリアンなどは。
ピーマンのような香りをもつワインと
五香粉のスパイシーな香りが
絶妙なマリアージュ。

2009年12月11日金曜日

ズッキーニのジョン

호박
その昔のフランス留学時代、
少し年上の韓国人のクラスメイトが
つくってくれたズッキーニのジョン。
現地の材料で
自国の料理をササっとつくってしまう姿を
「素敵だな〜」と。
日本の実家の食卓では、
韓国料理など食べたことがなかったので、
海苔巻きのキムバップや水キムチなどのお料理は
どれもびっくりするほど目新しく、
おいしかったのを今でも思い出す…。

【材料(2人分)】
ズッキーニ 1本
薄力粉 大さじ2
卵 1個
塩 適量
ごま油 大さじ1
コチュジャン 小さじ1
しょう油 小さじ1

【作り方】
1. ズッキーニを洗い、7ミリ程度の輪切りにして、
広げて片面に塩をふっておいておく。

2. 卵をといていおく。

3. フッ素樹脂加工のフライパンでごま油を熱して、
(1)のズッキーニの
浮いてきた水分を軽くペーパータオルなどでふき、
小麦粉をうすくはたき、卵にくぐらせて、
フライパンで両面を焼いたらできあがり。

4. コチュジャンとしょう油を混ぜたタレでいただく。

Beverage: Beaujolais Village

小タマネギのキャラメリゼ

ニンジンのグラッセなど、
甘く煮た野菜は、
ハンバーグやステーキなど
肉料理の付け合せにぴったり。
小タマネギをグラニュー糖で
キャラメリゼした付け合せは、
フランスでは、
ブッフ・フルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮込み)の
付け合せとしてよく登場。

【材料(2~4人分)】
小タマネギ 10~12個
バター 10グラム
塩 適量
グラニュー糖 大さじ1~2
水 100ml

【つくり方】
1. 小タマネギの皮をむき、
上下の先端を切り落としておく。
根本の方を切り過ぎると、
煮込んでいる間にタマネギが
ばらばらになってしまうので、注意。

2. 浅めで口の広い鍋に水、バター、
砂糖の半量、塩、タマネギを入れ、
フタをして火にかけて沸騰させる。

3. 沸騰したらごく弱火にして15~20分、
水分がなくなるまで煮詰める。

4. 水分がほとんどなくなり、
タマネギに茶色のキャラメルが
からみついているか確認し、
キャラメリゼが足りない場合には、
砂糖を足して、更に加熱する。
好みのキャラメル状になれば完成。

お肉料理の付け合せに。

【ワインとのマリアージュ】
小タマネギのキャラメリゼは
単体で食べられることは少ないながら、
牛肉のステーキなどの付け合せとしたときには、
メルロー種を主体につくられる
サンテミリオンのまろやかなワインが
合いそう。

2009年12月9日水曜日

チキンとパプリカの白ワイン、ハーブ蒸し

蒸し料理は、蒸し器に十分な水さえ入れておけば、
食材がこげたり、焼き過ぎたりなどの心配がないので、
案外、テクニックがなくても
誰でも上手に仕上げられる調理法。
もも肉に比べ、パサつきやすいチキンの胸肉を、
白ワインにつけながら蒸し上げるので、
しっとりした仕上がり。
ローズマリーやネギを器にしいて、
チキンにその香りをうつして完成。

【材料(2〜4人分)】
鶏胸肉 1枚分
パプリカ 2個
ローズマリー(生) 2〜3枝
ネギ(青い部分) 1本分
辛口白ワイン 50ml
塩・コショウ 適量

【つくり方】
1. 鶏肉にしっかりと塩・コショウをする。
パプリカは種をとり、
1cm程度の幅に細長く切る。

2. 器にローズマリーとネギをしき、
その上に鶏肉を皮目を上にしておき、
白ワインをかける。


3. (2)の器を蒸し器に入れ、
20〜30分程度、鶏に火が入るまで蒸す。


4. (3)のフタをあけ、パプリカを鶏の上におき、
2〜5分、パプリカが
好みの蒸し加減になったらできあがり。


5. 鶏を取り出して、包丁で薄くスライスし、
皿に盛り、パプリカを添え、
蒸し汁を上からかけて完成。

蒸し汁につけておけば
冷めてもしっとりと。


2009年12月8日火曜日

タコとエビ、トマトのカリカリ梅あえ

Shrimp and poulpe red salad
Crevettes et poulpe salade rouge 
なんとくなく残ってしまってる
梅干やお漬物。
刻んでドレッシングやソースに
混ぜる奥行きの深い味に。
カリカリ梅の刻み入り
ドレッシング。


【材料(4人分)】
むきゆでエビ(小) 20尾
ゆでタコ(刺身用) 足を2~3本
プチトマト 1パック
カリカリ梅 4~5個
オリーブオイル 大さじ2
レモン汁 1個分
こしょう 適量


【つくり方】
1. カリカリ梅はナイフなどで
果肉をこそげとり、細かく刻んでおく。


2. フタ付のジャムなどの空き瓶に、
(1)の梅とオリーブオイル、レモン汁、
こしょうを入れ、フタをしてよくふって、
乳化させる。


3. プチトマトは洗ってヘタをとり、
半分にカットし、
タコも食べやすい大きさの乱切りにする。


4. 盛り付け皿に、エビ、タコ、トマトを
まんべんなく入れ、
(2)のドレッシングをまわしかけてできあがり。





【ワインとのマリアージュ】
カリカリ梅の爽やかさに合わせて、
フランス、ロワール地方の辛口の白ワイン、
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リ。
ミュスカデとはぶどう品種のこと。
セーヴルとメーヌは川の名前で、
シュール・リーとは、「リー(澱・おり)の上」の意味。
ワインがつくられる際に生まれる澱を取り除かずに、
発酵させる醸造方法からの銘々。
澱を残すことにより、
より深い味わいが生まれのだとか。
ミュスカデがつくられるロワール地方の大西洋側は、
牡蠣の名産地として有名。
地元民は、ミュスカデ・ワインを、
牡蠣を食べる際にソースにし、
その淡い酸味を楽しむよう。

2009年12月5日土曜日

コチュジャン入りジャガイモと大根のお味噌汁

韓国の甘辛いお味噌コチュジャン。
ちょっと加えるだけで
韓国風になる便利な調味料。
普段のお味噌汁の味噌の半分を
コチュジャンに変えるだけで、
いつもとは違う新鮮なお味噌汁に。

【材料(2人分)】
ジャガイモ 1個
大根 2~3cm程度
コチュジャン 大さじ1/2
味噌 大さじ1/2
ごま油 大さじ1
水 500~600ml
韓国のり 2枚

【作り方】
1. 大根は皮をむき、
5mm厚さ程度のイチョウ切りにする。
ジャガイモはよく洗い、
皮つきのまま2cm角程度にサイコロ状に切る。

2. 鍋にごま油をしき、火をつけ、
油があたたまったら(1)の野菜を入れ、
軽く炒める。

3. 野菜がおおよそ炒まったら、水を加え、
沸騰させ、野菜がやわらなくなるまで煮る。

4. (3)の野菜がやわらなくなったら、
味噌とコチュジャンを入れ、とけたら火を止める。

5. (4)を器によそって、
韓国のりを手でちぎりながらトッピングして完成。


【ワインとのマリアージュ】
コチュジャンのスパイシーさに負けない
南フランスのコート・デュ・ローヌ、
シラー種のワイン。

オクラと中華風まぐろ漬け丼

お料理する元気はないけれど、
添加物などが気になるので、
市販のお弁当では、ちょっと・・・、
な気分のとき、お刺身は便利。
お刺身に野菜をちょっと加えて、
それなりの栄養バランスを
とった簡単な丼物が◎。

【材料(2人分)】
マグロの切り落とし 300グラム
オクラ 8本
ごはん 2膳分
醤油 大さじ1/2〜1
ごま油 大さじ1
豆板醤 小さじ1/2

【つくり方】
1. ボウルに醤油、ごま油、
豆板醤を入れて混ぜ、マグロも加える。

2. 水を流しながら、
オクラ3〜4本を両手でこすり合わせるように洗い、
うぶ毛をこすり落とし、
軽く水気をきって両端を切り落としてから、
3ミリ程度の輪切りにする。

3. 丼にあたたかいごはんをよそい、
(1)のマグロをのせ、
その上にオクラを散らして出来上がり。

【ワインとのマリアージュ】
軽い飲み口のボージョレーor
しっかりロゼのタヴェル。

2009年12月4日金曜日

簡単キッシュ

卵とクリーム、チーズを混ぜて
焼き上げるフランスの料理“キッシュ”。
アルザス地方に由来する、
ベーコンの入った“キッシュ・ロレーヌ”は有名。
本物のキッシュ・ロレーヌは、
タルト生地をつくって、
アパレイユ(フィリング)をのせて、焼いて、
とそれなりに手間のかかる料理…。
手抜きバージョンの
キッシュ風料理は、
材料をカップではかって、混ぜて、焼く。
3ステップでつくれる簡単な方法も。

【材料(4~8人分)】
卵 1カップ分(4~6個程度)
生クリーム 1カップ
薄力粉 1カップ
シュレッドされたチーズ 1カップ分
ベーコン(約5mm幅マッチ棒状) 1カップ
コショウ 適量

【作り方】
1. ボウルに卵を割り入れ、よく混ぜる。
生クリームも加え、さらに混ぜる。

2. (1)に薄力粉をふるい入れて、混ぜ、
ダマがおおよそなくなったら、
チーズ、ベーコンも入れ、ざっと混ぜ、
好みでコショウで調味する。

3. タルト型などの耐熱容器に
(2)を流し入れ、170~180度のオーブンで
20~30分焼いて出来上がり。

粉が下にしずむ感じに仕上がるので、
タルト生地がなくても、キッシュな感じに。

【ワインとのマリアージュ】
同郷のアルザス地方の白ワイン、
リースリング。

2009年12月3日木曜日

ヨーグルトのシャルロット

Charlotte

フランスのお菓子“シャルロット”とは、
ドーム形の型に、
スライスしたスポンジケーキやパンを敷きこみ、
その中にムースなどを入れて、
冷やし固めたお菓子のこと。
家庭でつくるなら、
水切りしたヨーグルトとフィンガービスケット、
フルーツの缶詰と、身近な材料で。
型は、カフェオレボウルや丼があればOK。

【材料(直径15cm程度)】
プレーンヨーグルト 500g
パイナップル缶 中1缶
ウイスキー 20~50ml(好みの量で)
フィンガービスケット 約25本

【作り方】
1. ヨーグルトは、ざるにペーパータイルをしき、
そこに入れて2時間以上おき、
十分に水分をきっておく。

2. パイナップル・スライス5〜6枚を
1cm程度に切り、
シロップはボウルに入れておく。

3. シロップにウイスキーを混ぜる。

4. (1)の水切りヨーグルトに
パイナップルを混ぜる。

5. フィンガービスケットを、
(3)のシロップにくぐらせ、
ラップをしきこんだ型に
砂糖のついた面を型側にして貼り付ける。

6. フィンガービスケットが
すきまなく敷き詰められたら、
(4)を流し入れ、フィンガービスケットを
フタをするように置く。

7. ラップをして、小皿などで軽く押さえ
冷蔵庫で2時間以上、
全体がなじむまで冷やして完成。

8. 型からひっくり返して取り出し、
切り分けていただく。


【ワインとのマリアージュ】
パイナップル入りなので、
ちょっと香りも似てる
ボルドー地方の貴腐ワイン、
ソーテルヌ。

2009年12月2日水曜日

黒豆と春菊の混ぜご飯

豆類は、たんぱく質のほか
食物繊維も豊富な優秀な食材。
一から煮るには少々時間がかかって
面倒なときは、
便利な缶入り、水煮などを利用。
普通に炊いたごはんに
市販の黒豆と春菊を混ぜ込み、
オリーブオイルと
ナンプラーで味付けした
エスニックな混ぜご飯。

【材料(4~6人分)】
米 2合
水 米の1.1倍量
黒豆の水煮 100~200g(好み量)
春菊 1/2~1束(好み量)
オリーブオイル 大さじ1~2
ナンプラー 大さじ1/2~1

【作り方】
1. お米を普通に炊く。

2. 春菊は洗い、5cm程度の長さに切る。

3. 黒豆は水気をきっておく。

4. 大き目のボールにオリーブオイルと
ナンプラーを入れ、軽く混ぜる。

5. その中にご飯、春菊、黒豆を入れて、
ざっくり混ぜて出来上がり。

チキンソテーなどの洋風の主菜にも、
マグロのずけのような和風の主菜にもマッチ。

【ワインとのマリアージュ】
ナンプラーの香りのするエスニックなごはん。
フランス、ロワール地方の
甘口ロゼワイン、ロゼ・ダンジュ。

豆腐の貝柱蒸し、ゆずコショウ風味


寒い季節になると
あたたかい蒸し料理が食べたくなる。
材料を器に入れて
蒸すだけの簡単レシピながら、
ゆずコショウの風味で新鮮な味わい。
日本人にはおなじみのゆず、
最近はフランスの人気パティシエたちも
ゆずの香りに注目。


【材料(2人分)】
絹ごし豆腐(または寄せ豆腐) 1丁
ホタテ缶(ほぐし身) 小2缶
ゆずコショウ 適量

【作り方】
深めの器2個に、
豆腐を大き目のスプーンなどで
すくいながら入れる。
その上から、ホタテ缶を汁ごと入れ、
蒸し器に入れ、
十分にあたたまるまで蒸す。
蒸しあがったら、
ゆずコショウを添えて、
アツアツをいただく。


【ワインとのマリアージュ】
ゆずコショウのすっきりとした香りに合わせ、
ソーヴィニヨン・ブラン種から
つくられるフランス、
ロワール地方のワイン、サンセール。